その昔、バブルという好景気が終わりどん底時代がはじまった頃、お金持ちでアメリカに留学していた女子が「Tボーンステーキとバッファローウィングがすっっごく美味しい」といっていて、その聞いたことはないけどなんかかっこいい響きが深く印象に残っていて、常々どんなものなんだろう、なんで美味しいのに日本にないのだと思っていた。
牛肉のことになるが肉の卸で外国産のブロック肉と出会うことがある。名称が同じでも部位が微妙に違うことがある。切り分け方が違うのだ。だから、日本にはTボーンステーキが一般的ではないようだ。
ネット時代になって簡単に調べられる時代になった。やっぱり部位の分け方が違う。
牛すき焼きや豚角煮、豚生姜焼きがすぐに思い浮かぶ。牛ステーキはあれど、調理としての焼き方に詳しいか、どんなソースがあるかは日本料理育ちとしては「うっ」とフリーズしてしまうところ。
今や低温調理も一般的になってきて鴨ローストなんかが家でも美味しく作れるけど、日本はやっぱり魚料理が得意で、最高の和牛があるものの肉はどうなんだろう感が自分の中にあった。
興味としては基本的な調理法よりもどんな種類の肉があるのかとか、各地の料理、食材の活かし方などだ。
そんなこんなで手にしてみた。フランス式おいしい肉の教科書。
大きく分けると
・牛、豚、鳥、羊などの種類
・調理器具
・肉の調理法やコツ
・写真無しレシピ
な段落か。
You Tubeのショート動画でみる
https://youtube.com/shorts/yfanZrXoAms
専門書というわけでなく、基本的な肉の調理方法のまとめ。牛、豚、羊、鶏肉の種類や部位などの肉知識のまとめ、という印象。
料理は苦手だけど食べるのが大好きで肉に興味のある人とか肉料理の色々を知りたいという人に読み物としても良いと思われ、各種肉の種類や肉料理の基本的なことを一堂にまとめは挿絵も綺麗でいろんな肉や調理法があるんだなーと驚きになるかもしれない。
今や、家庭の調理器具の発展は凄まじく、上手にステーキやローストビーフを作るヒントや方法が知りたいみたいという人にもいいかもしれない。
タイトルのとおり著者のフランスからの視点になるだろうだろう。これがウリの一つでもあるように感じる。
レシピは完成例の絵一枚でいいから欲しかった。
本みてたらおいしい肉食べたいなー、ちょっとした希望が湧いてくる。