最近読んだ本5冊

2021年7月24日土曜日

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 ゲド戦記1巻

・・・有能で人柄も良いゲドがつい能力を見せつけようとして謎の影を呼び出してしまいその影に襲われることになる。影はいろんなものに例えることができてそれは誰の身にも起こりうることなんだと思った。影と対峙することがメインでなく自分の内面や身の周りから整えていく姿が描かれているように感じた。

影との戦い ゲド戦記 (岩波少年文庫)




芸術起業論


ざっくりいえば、芸術をビジネスにして成功するには?って話。芸術以外にも通じるコトだと思われ、だから読んでいておもしろい。金と魂みたいな論争もあるようだけど、実際に成功を目指してみようとするには勉強や経験、人脈などとさらに大きなリスクを伴う相当の覚悟を魂に刻み込む必要があるだろう。



芸術起業論 (幻冬舎文庫)



自分だけの答えが見つかる 13歳からのアート思考


...アート作品を例にしながら、アートの評価や批評ではなく、アート思考はこういうものだというのがおもしろい。挑戦、感動を呼ぶようなコト、魅力的なコトなどしてますか?そういうもの見逃してませんか?そういうモノ褒めてあげてますか?みたいな。戦後の時代がほぼ完成して次の時代へ移る過渡期にはこういう感覚が問われるかな?とおぼろげながら思うこの頃。







紙の動物園


...ここ最近で読んだ名作の短編集。ケンリュウはもっと知名度を上げるんではないかと思う。SFというジャンルではあるが妖怪ファンタジーから生命科学まで扱う幅は広い。ただ奇想天外な展開だけでなく親子関係や森林伐採など身近なテーマで考えさせられたり感動する物語が展開する。アニメや映画にも向いているような気がする。読んだらいろいろ感想をいいたくなるような本。









ルーブルの猫

...オールカラーの大判、豪華版を手にしたのだけど、素晴らしい。
もともとバンド・デシネ風なところがあったとは感じるのだけど、よりいっそうそんな感じ。対峙するものがぶつかり合うというよりそれぞれの生き様みたいなものが心地よい。絵と内容がそろって完成する感じでパラパラめくるだけでも心地よい。


















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