本棚から適当に料理関係の本を五冊紹介する

2020年4月18日土曜日

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伝統や先人達から学ぶものは多いですが時代とともに食材や調理器具や新しい化学的データなど増えていきます。
昔ならばプロレベルの料理が今は家庭で便利な調理器具と調味料、食材キットなどで簡単に誰でもできます。

経験に溺れないようにいろんな本を読んでいます。


そんなこんなでまず最初、、、

料理の哲学 廣瀬 純




たとえば、料理には骨がある。ときにそれは焼き鳥の串であったり、お椀の蓋であったり。どうしてこういう形にしたのかとか、美味しいとはなにか整理する、考えてみるには良いと思う。



美味礼讃 ブリア・サヴァラン





料理の古典名作。1826年になくなったとされる昔の人ですが食べるという本質は今も変わらず。また食の変化の歴史や"料理と教養"的なことが綴られている。"新しい料理の発見は人類の幸福にとって星の発見以上に有意義"などなどのユニークな表現も面白い。昔の人の本なんか読んでもしょうがないと思い手をつけてなかったけどもっと早く読んでおけば良かった。


人間は脳で食べている 伏木享




美味しいとはなんだろう?高価なもの?栄養価が高いもの?食べ慣れたもの?単純に美味しいを評価するは示せない。いろいろな要素は頭の中にあったりする。たとえば子供の時から食べ慣れたものが美味しかったりする、国によって味覚の違いがあるように。美味しさは人それぞれということは意外と大事に思えた。この人の食本は他にもおもしろいのがある。


cooking for geeks





料理マニアの本って感じのタイトル。いろんな調理法が短く面白く綴られている。分子ガストロノーミーや真空調理法など最近の方法も出ているけど、知らぬまにどんどん新しい調理が増えて料理は変わってるんだよと再確認する。(今は改訂版が出ているそうだ、俺は10年以上前に読んだので。)


和食の美味しいコツ 野崎洋光




この本が出たのは1999年20年も前。今は料理を科学する的な本がたくさんあるけど、この本あたりがそのハシリじゃないかと思う。浸透圧の観点でみるとしめ鯖は砂糖で締めるとかね。俺が(調理法が)正しいで止まってしまうと進歩がなくなると実感させられた。


とりあえず五冊。
料理に限らずセンスを磨くのが技術を磨くより難しいと思いますね。実態があるようなないような評価や流行の中を生きるのはなかなか難しいものです。料理に限ったことではないですね。
とめどなくいろんな知識や経験、考えを更新してないと自分らしさの表現や柔軟な行動はなかなかできないような気がします。そんなこんなのアドバイザー的存在になってくれるのが本です。




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